詩人:青央紗
水玉模様の影が光を通す
ずれた視界
やわらいだ朝の寒さ
ズタズタ
チェーンが巻きつく
うさぎの毛並みにそって撫でる
血液中に愛など無い
くるくるグラグラ
目の舞う
水色と桃色の昆虫
金の羽根音が雲を切る
涙と朝露
涙と朝霜
蹴つまずく大物
ひざまずく狼の
爪が光る
操り
彩り
だぐり寄せて
相思相愛
出来る事なら
感じ会いたい
痛みも
喜びも
激しい感情
思い
気持ち
大きさ
滲む夕方
目がきらめく
羽根が生えて
天使になって
空を飛び回り
空を疾走する
柔らかい憂鬱な状態
君の甘さこそ
独創的
繋いだ
空からの操り意図
君が微笑むより
君と微笑みあいたい