詩人:祈
人は誰だってわがまま
寒い季節は
太陽の光が恋しくなるのに
夏の日差しの強い日には
それを嫌う
雨が続けば
日差しを欲しがり
晴天が続けば
雨を求める
人はいつだってわがまま
美味い食事を出されて
目を大きくして興奮するのに
毎日続けば
またこれか〜
恋人が欲しいと言ってたのに
付き合いだすと
また次の欲が出る
しまいには
一緒にいたくないとか…
かと思えば
会えるだけでもいい―…
と切ない感情
でも
それが人間
欲がないと言いながら
全くないわけでもない
欲張る人がいれば
必ず困る人もいる
欲張る国があれば
必ず困る国もある
人は
何かを得る為に
守る為に
わがままにならざるを得ない
でも
それが人間