詩人:雪 刀寿
女が内面にとどまり
中世から 精神が恐怖
を繰り広げた
泥ドロした内臓神経のまま
愛したら憎しみが増殖する
社会は表殻をよく見せる
男は分かっていたから
のろわれた関係だった
クルマでびくつきながら幻惑を
かみしめる
まぼろしじゃない 現実だ
と言い張るが
見守るのはあきれて無視する
誰も責任もてない、運命を投げた
人の間が開き 遠のく
孤独が不感症
集団電話・テレパシー
による ホンネ掘り起こし
闇で刃物にぎる皆
完全に悪魔のゼニを邪推させる
億とか兆とか、地球にすがる
政治はスタコラ
世界一周旅行へ逃げ
プラスチック体質が
なみだも乾き、痛まない不感症
深く考えないか?
浅く簡単に考えるな
広く他人をあてにして、
無駄な歳月を捨てている
他人と一緒に考えても分からない
気が散る
ひとりで深く考えて
今後は
女性が多様性を見させる
もう隣の真似してれば済むシステムは終わった
自分の精神を生きる
好き嫌い言う動物を脱して
全てに謝恩する
釣り合いが取れた人が増える