詩人:どるとる
君の笑った顔が今も胸の中に揺れるよ
あの日の泣いた顔も思い出せるよ
そんなふうに あやうく生きてるから
時おり僕は心配で何度も振り返ってしまうの
もう戻らない君の声が今も 僕を呼んでる
でもその声には返事はできないんだ
だっていくら呼んでみたって君は
空の向こう ただそこには青すぎる空があるだけ
朝が来るたびに君の淹れてくれた濃いめの珈琲が
恋しくなるのはどうしてかな
見てないと 転んでしまいそうで
傷だらけの君を見るたびに僕も同じ傷を抱いたんだ
もう戻らない君を僕はいつの間にかまた
呼んでいる 出口のない 寂しい夜には
心がね 君の温もりを思い出して泣くんだ
僕も君のいるところに行きたい きっと君はそれを望まない
悲しみの中で 手探りで 泳いでみた
闇に迷い 孤独にふるえ それでも光を探したよ
たとえば僕の希望が 君だったとしても
もう君はいない
だから新しい 希望を描けるのは 僕しかいない
だから行くよ ドアを開けてあの向こうへ
もう戻らない君の声が今も 僕を呼んでる
でもその声には返事はできないんだ
だっていくら呼んでみたって君は
空の向こう ただそこには青すぎる空があるだけ
君のいない世界が
続きを求めて明日にさすらうだけ。