詩人:どるとる
はるか昔の人たちは空を飛ぶことを夢見たという
両腕に羽根をつけて鳥の真似をした
やがて飛行機や熱気球が発明されて
人は空に近づいた
いくら手をのばしてまも届かなかった
空がいつの間にかこんなにも容易く
手もふれそうなくらい近くにある
息を深く吸い込んで
生きてるって 感じてみよう
どんなに手をばたつかせても
空の飛びかたひとつわからない
風もつかめない僕には 空は遠い
でも だからこそ夢はどこまでも広がる
だからはるか昔の人たちは空を飛びたいと夢見たんだろう
本当に飛べてしまった人たちは 幸せなのかな。