詩人:どるとる
喧嘩してしまった いつもの僕の言い過ぎが
君の心を深く深く傷つけてしまったみたいだ
君がいなくなった部屋は 僕一人には広すぎて
寂しさが 込み上げたよ
君がいなくなって気づいたことがたくさんあるんだ
洗濯物もまともに たためないし
料理も下手くそで 何がどこにあるのかもわからない
帰ってきてよ ごめん 僕から素直に謝るから
ちょっと言い過ぎたよ
なんて また上から目線かな
なんてことを考えながら いつの間にか
泣いていたよ 君の笑顔がないとどんなに楽しいことがあっても 喜びは半減さ だから お願いだ
君が残した置き手紙を涙ながらに読んだ
「寂しさに我慢できなくなったらいつでも電話して」
君は 喧嘩しても僕の心配してくれるんだ
気づいたよ やっぱり僕は君を愛してる
けんかのあとで気づいたんだ
いくつもの 謝罪の言葉 チラシの裏に書きまくって
どんなふうに謝ろうか 考えていたら零時を過ぎた
面白いテレビもやってないし ちょうどいい気晴らしもないし
あとは眠るだけだ
夢の中でも君のこと考えていた
夢の中でも 君は優しくて 僕を愛してくれる
帰ってきてよ 結局は いつもそんな答えに行き着くんだ
君がいない寂しさほど 耐えきれないものはない
愛を知ってしまったから 僕はもう愛されずには いられない
君が残した置き手紙を涙ながらに読んだ
「寂しさに我慢できなくなったらいつでも電話して」
君は 喧嘩しても僕の心配してくれるんだ
気づいたよ やっぱり僕は君を愛してる
けんかのあとで気づいたんだ
そして君が 電話に出た よく知る
優しい声に 涙声でもしもしって
呟いたら 君は 笑って大丈夫?って言ったのです
もう僕をとっくに許してくれてたみたいです。