詩人:どるとる
昔々 どこかにクリスマスのない国があったという
その国には当然サンタクロースなんてものも信じられていなかった
聖なる夜には 雪が降るのに 子供たちは
寒がって 外にも出なかったというよ
でもあるときそれを不憫に思った
神様がクリスマスのない国に魔法かけた
いつの間にか クリスマスがない国に
クリスマスの日ができたというよ
サンタクロースはプレゼントを配るのに大忙しだ
クリスマスのない国はこれで世界にひとつもなくなったという
サンタクロースは来年も来るねと 鈴の音を鳴らして
サンタの国へ帰りましたとさ
めでたし めでたし。