詩人:高級スプーン
後悔に対しても
純粋で
喜怒哀楽
どんな感情にも
全裸で取り組む
気持ちの悪い
パンクマン
ロックしたかと思えば
一転
内に籠もる
軟弱野郎に
さっきまでの勢いは
汗と涙と
ゲロになって
消えたそう
部屋の隅、
無言で狂う
おとなしい印象で叫ぶ
「命って変な字だぜ!!」
お前見てると
吐きそうだ
つうかさっき
二、三度吐いた
思い出したくない
そのキモい面で
こっち見んな
でもなぜか
嫌いになれない
大嫌いだ
「結婚してくれ!!」
裸になれない俺に
囁きかける
轟音で
優しく犯す
おかしくなる
お前
男なのか
女なのか
そこで啼くなよ
こっちまでもう
そこで脱ぐなよ
こっちまで
もう
耳から熱が広がって
全身大ヤケド
目から火を吹く
焦げたハート
恥ずかしいんだよ
誰にも
見せたくないものを
おびえた顔して
直視する
包まれる
ヌメヌメしてる
生理的に
お前がダメなのに
逃げられない
部屋の隅、
無言で狂う
おとなしい印象で叫ぶ
「命って変な字だぜ!!」
でもなぜか
嫌いになれない
大嫌いだ
「結婚してくれ!!!!」