詩人:どるとる
途方もない 道のりを歩いてきました今まで
どこまでも続いているこの道はどこまで続いているのかな
笑っていた思い出も
泣いていた思い出も
何もかも 忘れたくないよ
だけど忘れてしまうのなら
すべて 忘れたいよ
ただ 僕の目の前に広がる星空には
何の迷いもなく 少しのよどみもない
あの紫がかったような 闇には
いくつもの物語が 星になって輝いてる
僕は言葉もなく ただ立ち尽くすしかなかった
星に願いを 言う暇も ないくらい心うばわれてた
はるかな時代のいろんな出来事を イメージしていたんだ
出会いも別れも
愛されたことや愛したことも
思い出と呼べるものがたくさん 僕にはある
ほらまぶた閉じれば 星のように輝く
どんな 言葉も 必要ないね あの星空には
ただきれいだという 思いがひとつあれば
花のように光のようにきれいに映るから
それを受け止める心を少し研いてみる
そうして見えるものを愛してゆきたい
願うことはただひとつもない 生きている ただそれだけで
もうそれだけで
願いは 叶ってしまっているようなもの
ただ 僕の目の前に広がる星空には
何の迷いもなく 少しのよどみもない
あの紫がかったような 闇には
いくつもの物語が 星になって輝いてる
僕は言葉もなく ただ立ち尽くすしかなかった
星に願いを 言う暇も ないくらい心うばわれてた。