詩人:千波 一也
そらにもよ
でっかいそらがまつんだと
まんずだまって
みあげてみれ
そっだらここちがするもんだでよ
ふしぎなもんさな
なしてかな
はらっぱはよ
うみのすみっこなんだと
うなばらはよ
やまなみのとちゅうなんだと
でっかくても
ちっちゃこくても
はっぢゃきこいてうたってよ
やかましいのなんのって
よるも
いわも
ふねも
むしも
みんなして
やまねぇんだ
いいあんばいで
もちょこくて
わらっちまうっけさ
そっだらことが
あずましいもんだで
はんかくせえもんさな
みんなして
ささくれだの
ふしくれだの
ねんりんみたいにしてよ
こっだらてのひら
すぐにおがってまうけどな
だぁれも
わすれちまうっけさ
すなおに
いきてりゃいんだもな
わがるべか
わがるさな