詩人:どるとる
たよりない二人の 背中が風が撫でる
自転車に乗ってるようなとてもゆったりとしたスピードで
スローモーションで流れる景色を ページを捲るように飛ばしてく
移り変わる 季節が 空の色さえも変える
それはまるでささやかな 魔法です
風に舞う花びらのあとを 追いかけて
まだ知らない場所へ 出会ったこともない
人のぬくもりにふれたい 探そうよ
緑の中に隠れてる幸せの四つ葉のクローバー
宛もない 二人の足取りは 雲のようだね
地図なんかいらない あっても使わない
今日までの日々もスナップフィルムみたいにすぐに変わる
魚の形した 雲が彼方へ 流れていく
道しるべはあの太陽 コンパスは南を指す
花の名前の由来や星の物語に心奪われ
遠い昔の人が 追いかけた光を探しに行く
本のあらすじを追うようにページの先へ
この街の なんでもない景色の 片隅に 夢色のクローバー
忘れない 積み重ねた日々
まばたきしてるあいだに
何が変わっても 何が変わらなくても
ページがめくられるみたいに今日が明日になって
間違い探しをしても意味はない
そんなつまらないことはやめよう
それよりも 何か新しいこと探そうよ
風に舞う花びらのあとを 追いかけて
まだ知らない場所へ 出会ったこともない
人のぬくもりにふれたい 探そうよ
緑の中に隠れてる幸せの四つ葉のクローバー。