詩人:阿修羅
泣きたい想いはきっと夜の闇の隅のすみで
膝を抱えたあのこ、が知っていて
僕に残った本当、は
淋しかったんだと云う言葉と
枕を濡らした涙の跡
震える声で助け、を呼んだ時にはもう遅くて
震える手で手当たり次第に
温もりを探しては
重なる何か、と繋がる何か、を
裏切っては、律儀に泣いて、
解らなくなるまで抱いて
視なくなるまで、
淋しかっただけなの?
ただ抱きしめてくれる何かが欲しかったの?
ごめんなさい
最低だから
もう離して
消えてしまうまで
解らない
きっと自由に翔ぶの
2006/03/14 (Tue)