詩人:鴉夜
銀の月と金の月声を揃え 僕に問う左手の愛と右手の銃と どちらが欲しいか? 愛で翼は蘇る銃で翼を撃ち抜ける 大地へ突き落とされた 空に翼を置き忘れた 夜の月が憐れむ 左手の愛と右手の銃とそのどちらもを…欲の深い僕は哀しいくらいに人間でもうあの空へは帰れない気がする…