詩人:ふくざわゆいと
好きなものを「好き」ということが そんなにもいけないのだろうか
何度でも言うことによって、その「好き」の価値は下がるのだろうか
ボクは言いたかった 決してそれは嘘なんかじゃない
例え どんなに離れていても キミのそばにいられなくても
自分の気持ちに嘘はつけない 黙っていられなかった
あの経験からボクは学んだんだ 「好き」と伝えなければ
一生後悔することを
その想いが届かないにしろ 言わずにはいられなかった
何も間違ってはいない 自分の気持ちに正直になっただけだ
なのに結果としてそれは キミに迷惑をかけるだけだった
キミの心を惑わせた
ボクはイケナイ子… 人を苦しめる悪い子
だからもう二度と 「好き」だなんて言わない
誰も「好き」になんかならない その人を困らせてしまうから
黙って俯いてればいい 幸福なんて縁がないんだ
ボクはイケナイ子… 人を傷つける悪い子