詩人:どるとる
遠くなるよ帰り道は夕暮れがあまりにきれいで 見とれてしまうから言葉にならない 切なさに包まれてしまう僕は一人きりで空を見上げている燃えるような夕日が あんなに広い空の果てまで赤く染めている歩みを止めて 自転車からおりて 見上げた空がくれた名前のない優しさ あの空と同じ色に僕の心も染まる。