詩人:どるとる
伝える気持ちは伝わる気持ちさ
今夜も君のぬくもりがつないだ手から伝わる そして僕からも伝える気持ち
伝えてくれたら
伝える気持ち
愛しあうとはそういうことをいうのでしょう
テーブルをはさんで
少しおそめの夕食を食べる
君は僕の帰りを待っててくれた
夢の中でも二人は二人で伝えながら感じながら二人は伝えあい伝わりあう
そんな日々さ
夜はやがてやさしい朝の光に照らされて
太陽が昇る
太陽が昇る
伝わった気持ちがほら僕を嬉しくさせるよ
また行ってきますと僕は君に手を振る
僕は君に手を振る
伝わった気持ちはひとつ
だけれど届いた気持ちは無限大
ほら カバンにも入りきらないから
心にしまったよ
心にしまったよ
いつでも思い出せるように
また 悲しいことがあったとき思い出せるように
伝わった気持ち
大事そうに抱え
僕は出かける
だからね伝える気持ちは伝わる気持ち
2つでワンセットなのさ ひとつでも欠けたらそれは愛ではないのさ
だからね僕らは伝いあい伝えあう
2りは愛する者どおしだから
背中あわせの日でさえ
会えない日でさえ
ぬくもりは時間と場所をこえて僕の君の心にちゃんと届く
それが愛というもの
それがぬくもりというもの
ほら また今日も気づくと胸のあたりが痛いよ
早く会いたい
君に 君に
伝わる 伝える
思い
言葉でなく
思いとして
いつも胸にしのばせる
ひそやかな愛の栞
いつでも君を見失わないように。