詩人:どるとる
自分って なんだろう
自分って 誰だろう
わかっているふりをしている わかるはずもないのに
ここにいる自分が自分ならば
なかったことにした弱さや目をそらしてる
引き出しの一番奥くらいにしまってる
悪意もひっくるめて自分なのかな
自分が わからなくなったとき
自分は世界からいなくなって
ここにいる自分は 空っぽになる
何色でもなくなった僕は誰でもない
だけど全てをなくしたときに
僕ははじめて自分の中に残ってる
¨自分だけの何か¨にやっと気づくんだ
それが他の人にはない自分だけのただひとつ
¨自分自身¨という唯一無二だと知る
他人と自分の違いって説明できるかい?
他人から見た自分と自分から見た他人
ただそれだけの違いが自分と他人の違いなら
僕は他人でもありその上自分でもある
迷いはより一層 深くなった
自分と他人にそもそも違いなんてなく
ただ大多数の僕と君を独断と偏見でより分けてるだけだ
物は言い様で差別を区別と言い換えて小さな優越感に浸りたい人たちがいるだけ で
本当は自分と他人の境目に距離なんてなくて
僕もあなたも自分である前にただの人
自分が何者なのか 気付くには 自分を否定することだ
否定できない自分こそ 揺るぎない自分だと 僕は思う
自分が わからなくなったとき
自分は世界からいなくなって
ここにいる自分は 空っぽになる
何色でもなくなった僕は誰でもない
だけど全てをなくしたときに
僕ははじめて自分の中に残ってる
¨自分だけの何か¨にやっと気づくんだ
それが他の人にはない自分だけのただひとつ
¨自分自身¨という唯一無二だと知る
そしてまたこの世界のどこかで
自分を 見失った誰かが探し物探してる
僕や私という名のここにあるはずの¨自分自身¨