詩人:どるとる
どこまで走っても 合わせ鏡のように
昨日を転写したような変わらない世界
間違い探しも意味はない 今日と昨日の違いなんて
微々たるものだと 笑い飛ばすだけだ
涙は涙で 笑顔は笑顔で ただそれだけ
そこに果てしない空が あって
僕は 昨日と同じように笑い たまに泣き
散らかった部屋を片付けて 宿題をつぶしてく
日が暮れたなら 夕焼けと同じ色に 心は染まって
お疲れさまって手を振って まっすぐ家に帰る そんな毎日
どこからがはじまりでどこまでが終わりなのか
足跡も残らない 道を 宛もなく歩いている
裏切らない愛を探しながらも惚れたのはわがままな人
自分でも驚くくらい大好きなんだ
悲しみは悲しみのままで 喜びも喜びのままで
今日が終われば日付は明日になる
そんな当たり前なことが時々幸せだと思う
悪いこともする でも必ずいいこともする
優しくなりたいし 嫌われるのなんてまっぴらごめんさ
誰かをいつも愛していたい 誰かにいつも愛されていたい毎日
つぶれた空き缶 蹴飛ばして帰る
言葉になんかならない気持ちになる
ああ 僕は なんのために生きているのか
ああ 僕は 誰のために生きているのか
答え合わせをしようにも答えがない
だから 何が正しいことかはわからない
ただ 流れるように生きる やりたいように生きるだけ
そこに果てしない空が あって
僕は 昨日と同じように笑い たまに泣き
散らかった部屋を片付けて 宿題をつぶしてく
日が暮れたなら 夕焼けと同じ色に 心は染まって
お疲れさまって手を振って まっすぐ家に帰る そんな毎日。