詩人:快感じゃがー
闇夜に浮かんだ満月を
ひとり
眺めていた
私の居場所は
きっと
何処にもない
物足りなさを埋める朝
蒸かした煙草で
絵を描いて
どうってことないと
笑って見せた
いい加減
こんな
日々にも
飽き飽きしてる
本当は
まだ
願ってるんだ
信じてたいと
願ってるんだ
それでも
神様は
何にも教えてくれない
なら
自分で作るしか
ないじゃない
思い出は
いつも
ただ美しくて
肯定で生んだ
現実の隙間
誰かに見抜いて欲しい
弱さを
時々
ほんの少しだけ
身に着けておくの
見えない
傷跡の烙印に
君を思い起こす日
切なさの瀬戸際で
振り絞る勇気を
世界は
認めずに
ぱりんと
今日は
ひび割れて
すべてがもう終わる
すべてがもう
終わる