詩人:どるとる
流れる雲が どこかに旅立って行くよ
コンパスなんていらない
地図もいらないさ
誰かが 決めた正しさに振り回されるなんて
ごめんとばかりに レールからはずれた
たとえば 世界に正しさなんてものがあるなら
それを踏み越えられたとき 何が本当の正しさなのか
気づいた僕には迷いはなかった
愛とか優しさとかに 火照らされて
熱くなった心が 思い出すあの情熱
まだ青葉のような僕は何も知らない
それでも今の僕にしかできないことがある
さあ 明日の僕らに会いに行こう
まーるい朝日が昇って夜が明けたら
夢から覚めたら いつもと変わらない部屋
夢も希望もないなんてさ
まあこんなもんでしょう
誰が 決めたんだろう たったひとつの道しか歩いちゃいけないって
道はこんなにたくさんあるのに
たとえば 明日が ひとつしかなくたって
扉は 無数にあって 夢はその数だけ あるからさ
何度でも あたって砕けてみよう 恐れないで
一体何をためらうことがあるだろう
制限なきこの世界に最早道などない
正しさなんて既成概念に囚われるな
色も形もない ましてや見えもしないまやかしに
さあ明日の僕らを笑わせてみよう
イメージするんだよ笑っている顔を
立ち止まった道に咲く花とかに
心うばわれて そっと枯れゆく命に
想い ゆだねながら風はそれでも
流れていく ここからでは見えない
遠い 遠い 丘の向こうへ
愛とか優しさとかに 火照らされて
熱くなった心が 思い出すあの情熱
まだ青葉のような僕は何も知らない
それでも今の僕にしかできないことがある
さあ 明日の僕らに会いに行こう
まーるい朝日が昇って夜が明けたら。