詩人:ホワイト
6月 梅雨時 台風が近づいている車が揺れ自転車をこぐ足も重くなる5階髪の長い女子が窓を開ける風が女子(じょせい)の髪をとおり抜ける (紙が舞い 本のページが めくれる) 女子(じょせい)は風を 静かにうけている 女子(じょせい)は 部屋をかけまわる風を気にせず 机にむかい鏡をみる 風を 静かにうける風は彼女に恋をした