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詩人:泉 浩祐
彼は白いNight。
彼女は黒いJULIA。
彼は俺の親友で、
彼女は俺の恋人。
彼と彼女は同じ類のモノで、
俺だけひとり違うモノ。
それでも俺はふたりを
それぞれ愛していた。
ふたりは俺をどう見ているだろうか?
親友としてのNight。
恋人としてのJULIA。
ひとりだけ違う俺。
俺達はこれからどうなるだろう?
傷付け合って傷付いて、
それでも俺達は続くだろうか?
彼と彼女に出逢った軌跡を、
もぉ辿る事も無いから、
いっそ俺を独りにして。
ふたりの存在が
俺を交えて更に俺を惨めにさせる。
明るい闇も、黒い女も
もぉ、厭なんだ。