詩人:シゲヲ
僕にも書かせてくれ。
あなたは何で生きた?
辛いだろう?
悲しいだろう?
でも生きた。
スッカラカンになっても、
生きた。
意識は混乱してて、
僕すら判別できなかった。
でも、
言ってくれた。
「また、一緒に映画見ようね」
そう、
言ってくれた。
「でも、今日はもう眠いから」
「少し……寝るね」
そして、世界から彼女は消えた。
「バイバイ」
このさよならは……
僕の旅立ちかな?
出会って、
街を一緒に歩いて、
いくつもの扉を開けて、
……彼女は救われたんだ。
2006/04/22 (Sat)