詩人:e.t.l
君とのドライブ
山で見た流れ星
君は何を
お願いしたのかな
降り始めた雪が
ヘッドライトに
反射して光輝いていた
君に言った
『好き』という言葉
君が言った
『ごめん』という言葉
その言葉たちにも
雪が積もっていった
街が一面白くなった頃
『そろそろ帰るね』
って言う君の言葉で
家まで送る
『さよなら』と
言った君の目から
流れる涙が
僕の心に
雪になって降った
あの時降った雪は
とけてなくなって
しまったけど
あの時僕の心に降った
君との思い出
という雪までは
とけずにずっと
心の中に…
2005/01/23 (Sun)