詩人:絵美眠
私は冬に新しい道を作ることができる
一面真っ白に広がった雪の上に
足跡をつけていく
私の通った軌跡を確かめながら
またその上を別の人が歩む
それが一本の道となっていくんだ
誰も通っていない雪の上に
新しい道を作ることが仕事だった
都会に越してきた時に
そのことを忘れちゃったのかな
人のつくった道しか
通れなくなってしまったみたいだよ
ちょっと危ないって知っていたって
きれいな足跡をつけるのが好きだったのに
あの頃の気持ちを思い出してみようか
自分で道を作ってたあの頃に戻ろう
・・・きっとできるさ
間違えた!
・・・絶対できるよ