詩人:矢野元晴。
手は繋いでくれないけれど、 俺の腕に君は 細い腕を絡ませてくる 優しくしないでと言うけれど、 今日別れ際、『抱いて?』 寂しそうに言った 戸惑ったけれど、 優しくギュって抱きしめたら すすり泣く君 僕の手で傷つけてしまった君を 僕のすべてで、幸せにしてあげたい そう、思うのに言葉が見つからない 君の心に届くのなら 街のど真ん中で愛を誓える ずっと、そばに居たいから 愛の言葉は、伝えない