詩人:○
君を突き放した
僕の顔は
月の見えない
夜空の様だった
二人で過ごした
何気ない日常
少し困った様な
君の笑顔
もう何もいらないと
心から思えたのに
怖かったんだろう
この気持ちを支え続ける事が
怖かったんだろう
少しずつ離れる君を見ていく事が
どうしようもなく愛しいのに
繋ぎとめる事は出来なかった
僕は逃げ出してしまったから
僕の目は曇ってしまったから
何も見ることが出来ないから
月はもう僕を照らさない
月の見えない夜空の下で
僕はこのままもがき続けるんだろう
2007/04/01 (Sun)