詩人:雨倭
皇子は首無の御子を抱き王子は片脚の皇子を抱く ねえ焼尽くされたこの国からは何も生まれやしないわ もうやめてこれ以上この緑の丘に石碑が増えてはいけないわ 早く 憎しみの旗を下ろして全世界が手を繋げる日まで人間は 皆同じ塊なのだから