詩人:科樹
一回目のキスは飴の味
二回目のキスはキャラメルの味
三回目のキスはオレンジジュースの味
四回目のキスはココアの味
五回目のキスは煙草の味だった
こんなに君に触れてても
あたしは君の彼女にはなれない
だって君の彼女はあたしの親友
あの子の悲しむ顔は見たくない
ずるいってわかってるんだ
でも止められない
どうしようもないくらい
君が好きなんだ
諦められないくらい
君が好きなんだ
ねぇ…
最後のキスはいつになるかな?
もしかしたら五回目が最後かもしれない
もしかしたらまだしてくれるかもしれない
わからないから
少し怖い
ごめんね
大好きでごめん
愛してる
ごめんね