詩人:緋雨
美容院に行くだけだからって
適当な服で出かけた日
道の向こうから歩いてくるあなたを見つけた
三年ぶり?
ううん、四年ぶりだよね?
もっと可愛い格好してくればよかったとか
今のわたし、髪ボサボサじゃんとか考えてて
気づいたら下向いちゃってた
すれ違う瞬間
あなたはちらっとわたしの方を見てくれたよね
わたしの事、覚えててくれた?
それともただの変な女だって思った?
どっちか分かんないけど
話しかけられなくて残念だったけど
でもたった一瞬でも重なった視線がすごくすごく嬉しかったよ
美容院で待ってる間
興奮しながら友達に送ったメールは今でもとってある
また会えたら、今度こそ話しかけたいな
ずっとずっと好きだったんだよっていつか言いたいな