詩人:夢花火
ある夜、僕は夢をみた。
猛る 白いライオンが
自らを縛る 悪い鎖を 引き裂いて
目の前に広がる 果てしない銀河に
翔んで 羽ばたいて行く夢を
自由を与えられれば
もう何を以っても
自由でないと言える筈がない
不自由と自由は 全く違う事だから
ねえ きいてよ
僕にも 夢が出来たんだ
あのライオンみたいに
自由に飛んで行けるような夢
ねえ きいてよ
僕はもう 一人で何処へでも行けるんだ
あのライオンみたいに
自由に飛べる翼はないけど
探しに行くんだ
夢に向かって飛べる翼を
その旅を続けていれば
きっと今より 強くなれる筈さ
だから その時まで、
グッバイ・ママ、グッバイ・パパ