詩人:蓮花
夕焼け空の帰り道
一輪の小さな花を見つけました
周りには
伸び放題の雑草ばかり
時折吹きぬける風に
フラつきながら
左右に大きく広げた
鮮やかな緑の葉っぱに支えられて
ピンとまっすぐ立っていました
その薄い藍色の愛くるしい花びら達はまるで
うまく重ならないように寄りそい
たくさんの光を浴びようとしていました
時折吹きつける風に
負けないように
立ち向かうかのようにひとりぼっちで咲いていました
いつも歯をくいしばっているあなたの姿が
なんだか映って見えました
がんばって がんばって
きっと
明日も会いにこようと思いました