詩人:キュウー
この通いなれた坂道も
今日で最後
朝ここで見る友達の後ろ姿も
今日で見納め
この教室でおはようって言うことも
この廊下でバイバイって言うことも
体育館を走り回ることも
下駄箱でドキドキすることも
もうないんだよ
イタズラして叱られた
喧嘩して仲直りした
悩んで相談した
授業サボった
この制服も着ることはもうなぃんだね
山の上にある海が見える学校
古い校舎と恐い先生
忘れもしない体育祭
忘れられない文化祭
忘れたくない修学旅行
小さいことも大きいこと全部今想い出す
必死に涙こらえて
カメラのフラッシュに目を向ける
あの子の横顔も歪んで見えた
誰もいなくなった教室に2人
出会った頃の桜を見るには少し
早い別れであって
友達の胸に刺さったカーネションが別れを実感させた
大きく深呼吸して
僕は歩き出した…
あっ…なんか懐かしい匂いがする…