詩人:まとりょ〜鹿
雪が降る頃、歩道橋で幸せだった2人貴方のしわくちゃマフラーに顔埋めて笑ってたの。今頃の寒さできっと思い出すの2人。あの雪、溶けきる前にも一度ちゃんと考えて、笑い合えてたんなら2人。約束のあの日時を数年経った今でも記憶している私が居るのよ。環七の外れの喫茶店。毎年その場所に貴方がいてずっと入れずにすれ違って逃げる私。今年があの時のように雪が降ったら雪を払って貴方の腕に飛んでゆくから…