詩人:人魚日和
例え貴方刃を用いて私を切り刻もうと
指の先だけだって貴方を探すことができるわ
ねぇ起きてよダーリン
もっと遊んで
昨日夢を見たの
君が声が出ないって苦しむから私はどうしたかと言えば尖った爪で貴方の耳を潰したの
貴方の体液は美しすぎてぞっとしたわ。
まるで快感にも似ていた。
ねぇ起こさないでダーリン。
夢を見たの?
私が死んだ夢を見て欲しいと願うわ。
虚言症な脳もう喉は錆びてしまったの。
おやすみなさいダーリン明日も早いのだから。
穏やかな瞼が心を狂わせる
君はずっとここにいて私の横で寝息をたて猫みたいに丸くなる。
静かな時間を疑う
君がもし、
なんて思うとその美しい寝顔の下の首をこの両手で、
狂ってないよ、平常心で。あまりに愛しすぎたのさ、もう逃げられないよ、私から。
おやすみダーリンいい夢を。