詩人:そほと
ひしめく団地のわずかに残された地面に一本のやせた梅ノ木いたずら小僧どもがゆさぶっている カラカラに乾いた薄情な北風に耐えやっと実らせた蒼い実いたずら小僧どもよゆさぶってくれるなこの確かな実りの重たさをもうしばらくもうしばらく味あわせてやれ