詩人:杞柳
あたしを三十一(ミソヒト)に縮小するには未だ芸が足りぬ意気揚揚首都を先導するは十七の蜃気楼風が赤みを差す季節太陽やけに傾く午後レントゲンに白い影足掛け損ねた三途のフェンスあたしを三十一(ミソヒト)に拡大するには未だ度胸が足りぬ生キヨウヨウ首都を旋回するは十七の蜃気楼