詩人:快感じゃがー
枯れるまで
鳴いたけど、
遂にそれは
限界を知らなかった
どうしたらよいものか
ずっと考えて
考えて考えて
考えていたら
生きたい訳でも
死にたい訳でも
ないことに
気がついたんだよ
ひび割れた
アスファルトの上
脆い影を
踏んで歩いた
歩いて歩いて
歩いたら
思い通りのセカイ
期待すべし未来?
願っても
祈っても
それは
僕の頭の中だけで
保証も
なんにもなくて
刹那
苦しい
こんなとき
君の顔がよぎる
あの頃と変わらぬ
えくぼや
八重歯に
明日が震えて
逃げ出すんだ
それでも
まだ取りとめてる
拙い命
だあれも
気づいてはくれないけど
僕は多分
生きてしまうんだろう
生き抜いてゆくんだろう
意気地なしと
あの娘に叱られても
指を差されて
笑われても
ちいさな望み
持ったまま
中途半端に
乱れてくんだろう