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詩人:どるとる
今年もまたひとりぼっちのクリスマスがやって来る
雪が降りそうな気配が近づくと切なくなるよ
白いマフラー巻いて
出かけてみても
やっぱりひとりぼっちはひとりぼっちだ
切ないだけだろう
風に吹かれて
なんとなく
立ち寄ったレストラン
食べたくもないのにね頼んだチキン料理
ひとりぼっちのクリスマスはそんなふうに誰の目から見てもさびしいのは明らか
だから探しに行こう
でも見つかるかなあ
僕なんかにお似合いのガールフレンドは
雪が降り出す空
雪の道に わざと
つけた あしあと
僕はひとりぼっち
お店のポスターの中
笑うサンタに言いたいよ
今年のプレゼントは彼女がいい
素敵な彼女が
贅沢は言わないよ
一緒にいて安心できるそんな人と出会うチャンスだけでも僕
にプレゼントしてくれたなら…
少しはクリスマスも好きになれそうなものなのに…ひとりぼっちだとどんどん気持ちが卑屈になる
自分が悪い
んなことわかってるんだ
ただ なれすぎたんだ
ひとりぼっちの自分に
ただ 長すぎたんだ
ひとりぼっちの時間が
自分に自分でメリークリスマス言いながらケーキを食う
もうこんなクリスマスは来てほしくはない だから今年こそは見つけるぞ
雪のように真っ白なもどかしさを振り切って 絶え間ない日々の中に探すのさ
どこかで笑う
君を
さびしさを
喜びを
分かち合おうぜ
バカだけど
愛したい
どこかで泣いてる
君の痛みを癒やしたい
全力で
終わらせようぜ
二人でさ同じような境遇なら
ひとりぼっちのクリスマスなんか。