詩人:どるとる
翼に風をうけて 空を飛ぶ 鳥を見た空ひとつ飛べない僕らは風の中で「どうして飛べないのだろう」とただ立ち尽くして空の飛びかたを考えているうまい具合に 人間だからと言い訳しても悲しくなるだけさ だから笑え 運命ある この世界に花を咲かせて薔薇色の季節まで連れていってよああ 僕らは今日も風が吹いても空の飛びかたひとつわからないこんなにも当たり前なことなのに不思議でたまらないのはなぜかな名前のない 疑問が隙間をつくる。