詩人:どるとる
歩き出した道の上に
ぽっと咲いたつぼみ
いつか咲くだろう花
花だって子供だったっていつかつぼみから花になるのさ
僕らもまた花になれる
誰もが手にしてる権利を無駄にしている
だけれど無駄か無駄じゃないかはその人の価値観ひとつだろう
だから僕はどんな悲しみもはじまりの花だと思おう
この旅の終わりに
地図を開いたとき
そこに続きの地図がないとわかったとき
流れる涙と押し寄せる喜びは同時なんだろう
はじまりがもう訪れなくなったらなったで悲しいよ
ただ今は繰り返す毎日が大変
はじまりの花は何度でもここによみがえり僕の瞳に咲くのさ
ほらまた揺れている
ほらまた咲いている
はじまりの花ひとつ
僕をその香りで包む
歩み出せばそこはいつものスタートライン
1日終わったって
まだまだ終わらない日々
昨日が終わったに過ぎないのさ
ほらまた新しい旅に出よう 胸を張って
はじまりのドアを勢いよくあけてみよう。