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[190298] デイバイデイ

詩人:どるとる


走り書きするようにめくられたページ

惰性で 生きてるんだ でも気まぐれで笑えるほど道はなだらかじゃない

届かない手は 土の上で 花のように
ぎゅっと拳を固めて自分の卑しさを殴れ

飛ばし読みしていく ように 景色は
移り変わっていく 同じ季節が巡るのに

ひとつだって同じ色はない 同じ花は咲かない 同じ空はない

目の当たりにしてる今日という一頁の片隅にある

ちっぽけな涙がたとえば今日という日に刻まれた証ならば

幾重にも連なる今日という日は僕にとって
かけがえのない日になるだろう

雲が残した かすかな足跡

どこに行くのか 誰も知らない
ただ宛もなく誰のためでもなく 道は続く
レールを外れた旅路さ

他人と差をつけたがる街では
自分はただの 大勢の中の一人でしかない

僕が抱いてるこの思いの名前はなんだろう
繰り返されるデイバイデイ

今ある大切なものとそれ以外の不必要なすべて

知らぬ間に拾ったような出会いをかなぐり捨てるなら

僕には心なんて多分ないのだろう でも胸に燃えている太陽

よく聞き耳をたてないとわからないくらい小さな歌声で
生きてるって今を歌ってる

たくさんの 悲しみ
たくさんの 喜び
今君が見てる世界と僕が見てる世界
その違い あるいは共通点

そんなものを 分かち合いながら 疑りながら 僕らは一体何を探しているのだろう
一体何が 知りたいのだろう

突き詰めれば つまらないほど単純な愛だったよ

飛ばし読みしていく ように 景色は
移り変わっていく 同じ季節が巡るのに

ひとつだって同じ色はない 同じ花は咲かない 同じ空はない

目の当たりにしてる今日という一頁の片隅にある

ちっぽけな涙がたとえば今日という日に刻まれた証ならば

幾重にも連なる今日という日は僕にとって
かけがえのない日になるだろう

忘れがたい日になるはずだ。

2015/12/21 (Mon)
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