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[190300] 頑張り屋さんのプロポーズ

詩人:どるとる


ふと目をつむってみれば
笑った君の顔が 浮かぶのに

でもなぜだろう 君が悲しいときは
君の笑顔が 思い出せなくなるんだ

つむったまぶたをふと 開けば
そこには 僕が知らない涙目の君がいた

弱虫のくせに人一倍強がりで素直じゃない
すぐに むくれるし
そんな君を嫌いになったこともあったけど今ではなぜか それが心地いい

知っているよ 君が本当は 人知れず 泣いていること

僕には 心配かけさせまいと無理に笑っていたことも

僕はそんな君に 心から笑うことを 知ってほしいと思うんだ

だからそのために君と一緒にその悲しみに 向き合うよ

言葉を知らない心に話しかけながら 僕は君が打ち明けるのを待つんだ

長いため息のあとに
雨のように 降りだした涙を

指の腹ですくってみれば
そこには 素直な君がいたんだ

僕が知っているだけの君を 心の画用紙に描いたら
君のすべてを知っているつもりで まだ知らない君がいることも知った

アイラブユーなんて言葉でごまかすような愛よりも

知らない君を知ること それがまずは大事みたいだね

何か特別なことできる訳じゃないけど 一生懸命愛すよ

頑張るよだなんてありふれたことしか言えないけど でも頑張るよ

君も頑張るなら 僕も頑張るよ
具体的に何をどう頑張るかは
うまく言えないけど
君がそばにいてほしいとき そばにいれる
そんな人に僕はなりたいと思う
プロポーズはそんなんでいいかな?


知っているよ 君が本当は 人知れず 泣いていること

僕には 心配かけさせまいと無理に笑っていたことも

僕はそんな君に 心から笑うことを 知ってほしいと思うんだ

だからそのために君と一緒にその悲しみに 向き合うよ

言葉を知らない心に話しかけながら 僕は君が打ち明けるのを待つんだ。

2015/12/21 (Mon)
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