詩人:どるとる
窓の向こうのかげろう狂おしい陽射し蝉時雨が 降る夏思い出が窓に映る憧ればかり追いかけていました君がいたあの夏へと心は帰っていく今もまだ 忘れられぬ面影抱いたまま虫取網を手に 駆け抜けた 畦道入道雲が 青空いっぱいに広がってホースで水を撒いたら生まれた虹夢のような 時間。