詩人:どるとる
この夜の片隅で 誰かが見上げる空に
星がひとつ 願い事をかけたよ
言葉にせずに胸の中で祈った
どうか 明日も平穏無事でありますように
自分のことばかり考える人たちがいる
そんな世の中であなたはいつもいつでも
誰かのためにあろうと生きている
そんなあなたの優しさにふれたときに
あなたの中に 未来が見えた気がしたよ
たくさんのことはもう言葉にせずに
ただ流れる時間に身を委ねてみよう
宇宙の物語 星が語る 神話に
耳をかたむけ 遠い声を聞く
この世界に生きる星の数ほどの
命の名前を 知るすべなどないけれど
大切な人たちの名前をせめて覚えて
命あるかぎり 呼び続けよう
愛すことになんのためらいがいるだろう
毛先ほどの 小さな痛みに 僕は何度でも思い出す
僕も人だということを
この世界に生きる星の数ほどの
命の名前を 知るすべなどないけれど
大切な人たちの名前をせめて覚えて
命あるかぎり 呼び続けよう
愛すことになんのためらいがいるだろう。