詩人:千波 一也
てのひらにはてのひらがあってそのてのひらにはさらにてのひらがあってちいさなてのひらはどこまでもさがしてゆけるかわいた てのひらつめたい てのひらぬくもる てのひらしめった てのひらちいさなはじまりがいつもひとつのてのひらになるなにかにふれることをてのひらとよぶちいさなてのひらをどこまでさがしてゆけますかたどりつけなくてもいいてのひらをもつじぶんがいつでもはじめのいちまいでありますように