詩人:甘味亭 真朱麻呂
夕暮れ時の空はまるで夢の中の世界のようで 少しだけきれいだった 胸の奥には誰にもいえない悲しみを詰め込んで 気がつけば私のこの心は蝋を流し込んだように 冷たく固まってしまった 夕焼け空の向こうに沈む夕陽を ずっとずっと眺めていたい このまま何もかも忘れてしまいたいけど 悲しみの深さは尋常じゃない程 深くそしてもしかしたら 永遠に癒えない傷跡にもなりかねない それでも私は歩いていくの 生きていることがせめてもの希望だと信じて…。