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[34810] 漱ッ雫ッ

詩人:沁漉

12月の冷たい風…今日も粉雪が空から降る…まるであの時の君の涙のように…。君を泣かせる度『別れの道』を選ぼうとした。傷つけて君が泣いても僕は当たり前のようになった。 暮れゆく空にどれだけ祈ってももぅ君には逢えないんだね。 もぅ何もかも終わりだね。時も季節さえも…。君の小さな手に零れた涙…。君の目には僕はいなかった。君の涙は何を意味するの? 本当はわかっていたよ?だけど認めたくなかった。本当は僕がこの世にいない事を…。 だって君の目に僕は映っていなかったから…。 生ある物だけを移す鏡に僕は映らなかった。 君の涙の数だけうれしかったよ。 まだ僕の事好きでいてくれてるんだね? 僕も君の横にいきたいけどもぅさよならしなくちゃ…。今まで傷つけてごめんね? 僕は君の無理して笑っている顔をみるのが辛かった。 最後の言葉になるけれどまた笑える日がきたらその時は君をこの手で抱き締めるから。

2005/05/18 (Wed)
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