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[31594] 返事のない手紙

詩人:ぴんく

当たり前が空を
飛び越えて
非日常が当たり前に
なりつつある私の身体

予想は遥かに予想の壁を打ち破っていた

感じるまいと思い
もがくほど手が届かない
そんな気分になるのはなぜだろう?


すれ違いの時計の針を
指でまわして早めるしか
方法はなくて
何回まわしたら
君へ届くだろう?

ほんとは耳元で君の声の返事がほしい

君と指切りした約束は
僕の不安をかき消してくれる
君と同じこと
同じ空を見て
同じ時に生きている
君と私はきっと同じ思いを抱く者同士


返事のない手紙を
紙飛行機にして飛ばしてみよう

桜の舞い散るこの場所で
僕は今そう思う






2005/04/08 (Fri)
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