詩人:ぴんく
当たり前が空を
飛び越えて
非日常が当たり前に
なりつつある私の身体
予想は遥かに予想の壁を打ち破っていた
感じるまいと思い
もがくほど手が届かない
そんな気分になるのはなぜだろう?
すれ違いの時計の針を
指でまわして早めるしか
方法はなくて
何回まわしたら
君へ届くだろう?
ほんとは耳元で君の声の返事がほしい
君と指切りした約束は
僕の不安をかき消してくれる
君と同じこと
同じ空を見て
同じ時に生きている
君と私はきっと同じ思いを抱く者同士
返事のない手紙を
紙飛行機にして飛ばしてみよう
桜の舞い散るこの場所で
僕は今そう思う