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[190417] ハローアゲイン

詩人:どるとる


ときめくばかりの 恋をしている胸に
余計な言葉はいらなかった

愛してると大好きが 言えればいくらでも笑いあえた

手をつないで キスをして たまに
喧嘩して 窓に映る 過ぎてくだけの移り変わる季節も見えないくらい君を 愛した

もう一度だけでいい 君に会いたいって思いは
きっと いくつ夜を見送っても 朝を迎えても
叶うことのない願いだから 言葉にせずに 胸の中にしまう

それでも 変わらないあの声で 今でも僕の名前を呼ぶんだ

愛したんじゃない愛されていたよ
気づいたのは君がいなくなってから

おはようとおやすみも交わせなくなるのが こんなに寂しいなんて

思いもしなかったけど 君がいなくなって 少し広くなった部屋を 見渡したとき
僕は もっと寂しくなった

僕が君を思うよりずっと 君は僕を思ってて 君は僕より僕を知っていたんだろう
それなのに もう愛する人がいないよ
あの日謝れなかったことが 今なら謝れるのに
謝る人さえいないよ

僕の思い出の半分は君でできているのにある日突然ふっと 消えてしまったよ

君が好きだったもの
ひとつ残らず 言えるのに
もう そんな こと覚えてても
意味はないんだね
でも 君がくれた時間は僕にとって 今も何よりの宝物

もう一度だけでいい 君に会いたいって思いは
きっと いくつ夜を見送っても 朝を迎えても
叶うことのない願いだから 言葉にせずに 胸の中にしまう

それでも 変わらないあの声で 今でも僕の名前を呼ぶんだ

だから僕も 君の名前を呼ぶよ
返事はなくても 思い出の中の君に会える気がして。

2015/12/28 (Mon)
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